た日照時間を気

神戸港を見下ろすラグジュアリーなホテルで
過ごす午後のひととき、
新緑の木々から木漏れ陽がホテルの中庭に影をおとしている。


ゆっくりとその日が落ちていく。
この日が落ちると、このホテルのラウンジで、
ジャズライブが始まる。

日頃の喧噪とは、かけ離れ、
少し落ち着いたひとときを求め、以前にも訪ねたことのあるラウンジで、
ジャズヴォーカルの歌声に耳を傾ける。

時には、このようなひとときを持たなければ、、。
夕闇があたりを包み、
夜の照明が、優しい光を投げかけ、
安らいだ気持ちで、スコッチウイスキーを傾ける。

いよいよ、このラウンジでライブが幕を開ける。
ヴォーカリストに投げかけられたスポットの照明に、
いにしえ謝偉業醫生人が、
蝋燭の焔(ろうそくのほのお)や薪(たきぎ)の炎の中に演能を鑑賞したのと
同様な面影を見いだす。
おそらく幽玄の香りというもの。

『幽玄』という言葉の中には、
「 なまめかし」という妖艶めいた意味あいを含んでいるそうだ。
Jazz の中にも呼応する救世軍卜維廉中學何かがある。
今日は夜が更けるまで静かに過ごしていきたい、、。
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