が流行している


  もともと1980年代に登場したダンススタイル。
一人が脈絡もなくダンスを始め、
次の瞬間には、そこにいる人たちが、
一斉に思い思いのスタイルで身体をひねるようなダンスをするというもの。
2月以降、世界的大ヒットになってHKUE 好唔好いるようだ。

このダンス、ロイター(Reuters)ニュースによると、
先日、ギリシャのアテネで、若者の呼びかけで約5000人が集まり、
思い思いのコスチュームを身にまとい「ハーレム・シェイク」を楽しんだという。
明るいギリシャが戻ったのかと言えば、そうでもなさそうだ。

相変わらずの財政危機のま探索四十課程っ只中。
過激デモが多発して、20日には、国会議事堂前で6万人が押し寄せ、
警察が催涙弾を打ち込む事態になっているという。

2004年に開かれたアテネオリンピックの頃には、
穏やかで、豊かな世界が広がっていたが、こんなにも変化するとは、
誰が想像することができただろうか?と思うような状況。

穏やかな世界から、急展開で危機的世界へ変化すると言えば、
シェイクスピアの四代悲劇の一つに挙げられる『リア王』が、まさにそれ。
序章は、仲睦まじい父と娘たちの穏やかで幸福な様子から、
歯車が狂い、一転、惨劇へと変化する。
ギリシャのここ数年は、そんな風にも見える。
この劇の中で、語られる言葉に
「"今が最悪の状態"と言える間は、まだ最悪の状態ではない」とある。

最悪と言われるギリシャの財政だが、この言葉通りだとすれば、
どこに行くのだろうかという不安が渦巻くことになる。
そんな中で、ハーレム・シェイクは、(ありきたりの表現をすれば)
一服の清涼剤といったところ蔡加讚だろうか。

シェイクと言えば、最近シェイクする飲料が増えている。
先日買ったのを見てみると、
"Take it easy (気楽に行こうぜ)! " をもじって"Shake it Easy" と書いてあった。

そういえば、シェイクスピアの綴りも Shake・speare となっている。
この言葉は、『槍をふる』という物騒な意味になる。
同じシェイクなら、
「ハーレム・シェイク」で "Shake it Easy!"
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