江戸いろは かるた


 「背に腹は かえられない」という言葉がある。
背中は大切だ。その背中を守るためといって、
五臓六腑がおさまっている大事な腹を背中にかえることはできない
というところから、
「大切なものを守るのであれば、多少の犠牲は致し方なし」という意味。
二者択一門禁卡を迫られ、
より痛みの少ない方を犠牲にして大切な方を守る。

このことわざ、外国にもあるかと探れば、
"Not able to escape an urgent problem without making some sacrifice."
(生け贄(にえ)を作ることなしに、吃緊(きっきん)の問題から逃れることは出来ない)
というのがある。生き延びるためには、何でもやりこなさなければならぬということだろう。


今日のニュースに
「アップルCEO 製品保証問題巡り中国の消費者に謝罪」と出ていた。

最近、中国で、アップルが商品の保証に十分対応していないとして、
国営メディアが一斉に批判。
同社の態度は高慢だと断じていた。
それに対中一數學して、
アップルのティム・クックCEOが1日、同社の中国語版ウェブサイトに
謝罪文を出したというもの。

以前から、中国側からそのような指摘があったが、
「中国は、他国の保証システムと同じ」と言い切っていた。
(そこは中国という国、世界で2番目の売り上げを支えているところから)
一転謝罪する方向へと舵を切った。

この場合、「背」はプライドや矜持(きょうじ)といったもの。
「腹」は、売り上瑪姬美容 價錢げや実利といったところだろう。

この際、少々のプライドを犠牲にしても、
売り上げを伸ばしていくことが大切だ、と判断したようだ。
背に腹はかえられぬ。
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